食品部門
食卓のおいしいを世界から
「おいしい」をつくる
冷凍・冷蔵技術をベースに“食材のとれたて加工”にこだわる
01 食品部門Food Trading Division
国内外のさまざまな食材を産地から、おいしく調理をする人にお届けする、
即ちおいしさをつなぐ仕事をしています。
お客様のご要望を携えて、農産物や水産物の一次加工業者(サプライヤー)と商品の企画、原材料の調達、製造、輸送、在庫、納品までをコーディネートします。
五冷の品質管理チームは全てのサプライヤーの原料調達方法や製造設備、生産工程を精査の上で安全性向上のために改善を促し、原料や製品の品質検査基準を共有し、検査結果を確認しております。
商品は自社の冷凍倉庫で保管し運輸部がお届けする、五十嵐冷蔵がコールドチェーン全体で適切な温度管理を行いお客様においしさをつなぎます。
その“おいしさ”についてのこだわりとして我々は…
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旬の食材を
漁獲時期や収穫時期、産地ごとの特性に合わせて調達します。
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鮮度を保ち
漁獲や収穫から加工までの時間と凍結の方法にこだわります。
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安全に
産地や漁場では肥料や薬剤の使用履歴を確認、
製品ごとに細菌や残留農薬を厳格にチェックします。 -
使い易い包装で
お客様の使いやすさを考えた量目にパックし、
法で定められた内容表示をします。 -
お届けします
自社の冷凍倉庫や配送トラックを駆使して
適切な温度管理のもとお届けします。
- 水産食材の調達・加工・販売
- 農産食材の調達・加工・販売
- 各種食材を使用した調味加工品の提案・加工・販売
五十嵐冷蔵のコールドチェーン

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ほうれん草圃場
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ベビーほたて水揚げ風景
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五冷ブランド製品
02 食品部の始まりThe Origin of Food Trading Div
「粕漬けの鱈」の販売で、一躍、全国で知られる味に。
1922年、五十嵐冷蔵の前身日米水産が創業時に販売していた「粕漬けの鱈」。初代與助がお客様の声に耳を傾け、獲れたての塩蔵処理した鱈を、東北各地の蔵元で吟味した酒粕と合わせたこだわりの逸品でした。「鯛より美味しくて安い日米の粕漬鱈」という当時では斬新なキャッチフレーズで販売。高品質と求めやすい価格で瞬く間に日本全国に広まり東京土産の三大名産の一つといわれる商品になりました。
鮮度の良い旬の食材のおいしさを保ち食卓の笑顔につなげること。
これが五十嵐冷蔵食品部の始まりです。
今につながる安定供給へのこだわり
03 おいしさの
こだわりCommitment
素材本来の味にこだわるから、生産地ですぐに加工&急速凍結
当社の冷凍ベビーほたては、製造工程において全て“滅菌海水”を使用して洗浄し、さらに急速凍結によりほたて貝が持つ本来の旨味を閉じ込めます。
また、農産品では製品劣化の早いほうれん草などの葉物野菜の製造は、産地近くの圃場で収穫したものをすぐに加工場で製造しておりますので、新鮮な旬のおいしさを保ち、年間を通して安定した供給体制をご提供できます。
私たちは「食材本来のおいしさを保ちながら食卓にお届けする」という創業者の理念を受け継ぎ、最適な食材を産地から直接お届けいたします。
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陸奥湾産ベビーほたて。殺菌海水にて洗浄後、直ちに瞬間冷凍。おいしさを逃しません。
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工場から近い圃場にて栽培した採れたての野菜をすぐに加工いたします。
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五冷ブランドの冷凍ほたて貝柱は、鮮度と旨味の維持を両立させる「ノーグレーズ」という特殊処理を施しており、ほたて本来のおいしさが味わえます。
04 商品開発Menu Development
コールドチェーン全体がお客様との接点
自社でコールドチェーンを構築できることで、お届けするプロセス全てがお客様との接点となり、そこから吸い上げたご要望を素早く新製品提案や既存製品改善へつなぐことができます。私たちは、食材本来が待つ旬の「おいしさ」をお客様が望む「おいしい」へ導きつなぐご提案をいたします。
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味付ベビー帆立(スタミナ味)
自社ブランドの「こだわりベビー帆立(青森県産)」、「にんにく芽」を「当社特製スタミナだれ」で和えた。フライパンで3分程度加熱するだけでおかずになる簡便性を訴求した提案製品。手軽さが支持されヒット商品に。
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コロコロポテト
米国より輸入したテーターパフと言う俵型成型ポテトフライを量販店向けにお買得大容量サイズの450gに国内リパック。パッケージをデザインし、裏面には協業している米国ポテト協会提供のレシピへ遷移するQRコードを印刷。新たなフライドポテト商品として採用される。
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冷凍カットいんげん
食品メーカーより色の濃いインゲンが欲しいとの要望をうけ、色味の濃い品種を選定。品種指定にて冷凍カットインゲンを提案し採用。径が細い品種のため、キロ当たりの歩留まりも向上。
05 品質管理Quality Control
おいしさと安全管理に常に改善を加えています。
国内外の協力工場や産地を定期的に訪問し、お互いの協力の基に改善・改良を実施しながら、原料の美味しさの維持や製品の安全性を高める活動を行っております。
産地・協力工場
- ・検査記録の取得・保存
- ・製造工程の確認
- ・定期的な加工工程の改善・改良
製品の安全性
- ・収穫直後から袋詰めまで微生物コントロール
- ・残留農薬検査
- ・検査結果のフィードバック
(次年度の改善テーマに)

残留農薬検査
製造工程管理:ほうれん草
原料である作物に付着した土や砂を取り除くための作業工程は全部で9ヶ所に及びます。
異物の混入を防止しながら品質を保持するために、製造工程の改良は続きます。
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回転ドラム選別による異物除去
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高圧水洗洗浄
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気泡洗浄
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高圧シャワー洗浄